Kagiyama kenchiku sekkei        鍵山建築設計      Small fantastichouse story  
既存のタイルにマットな塗装を施した。思いの外素晴らしい。
居間の壁に土佐漆喰を塗った。黄色い壁が少しずつ白く変化。いい感じに。
リフォーム
見える下駄箱。気に入った靴を並べて楽しむ。
玄関ドアを換えた。シンプルなものに。
外装を施した。それとなくリニューアル。
襖紙を貼り替えた。花浅葱色の鳥の子が新鮮。
既存の階段をホワイトに。その上にパインをのせた。温かい。
玄関が蘇った。脇のエクストレイルも頷く。


立川市EN邸 リノベーション(耐震改修)

リノベーション

プロローグ                                                  エピローグ 

「現在お住まいの住宅をリフォームしたい。
おそらく不足しているであろう耐震性も、同時にUPさせたい。」
と、お問合せをいただきました。

お子様が巣立ち、少しずつ家族構成が変わってゆく中で、ふと、今までの生活からこれからの生活への想いに気付く時があります。
それはきっと、単なる年齢的なタイミングのようでいて、若い時とは違い、落ち着いて考えられる大きなチャンスでもあると思うのです。
ここで、思い切って大きな一歩を踏み出し、クライアントさん曰く「今まで住んだ家の中で一番イイ家になるよなぁ」となるべく、10歳の愛犬ベルちゃんにもお孫さんにもやさしさいっぱいのリノベーションがスタートします。


                                                 東京都立川市 一級建築士事務所 鍵山建築設計


プロセス
2016.07.09 建築設計監理契約を締結致しました。
重要事項説明も行いました。 
2016.12.12
工事請負契約が締結されました。
2017.01.19

屋根の解体撤去作業が始まりました。
2017.01.20
 

内部の耐震補強工事が始まりました。
壁の一部が解体されました。












断熱材は
基地飛行場の防音対策で充填されたもの。
一旦取り外し、補強後元に戻します。 
2017.01.23
 









柱と土台、柱と梁(胴差)の大地震時の引き抜きに対抗する接合金物が取り付けられました。












同時に筋かいと筋かい金物も取り付けられました。























床から60㎝程度の高さの木部に防蟻防腐処理を
行いました。









この壁の補強材として厚24㎜の構造用合板を
使いました。 
2017.01.24







和室のタタミを撤去し、既存荒床の上に根太をのせ、
根太間に断熱材を充填しました。











外部では屋根工事が進み、
構造用合板厚9㎜を既存野地板の上に敷き込み、
改質アスファルトルーフイングをタッカー止めし、
ガルバニウム鋼板厚0.35㎜を葺きました。
瓦屋根と比べ、かなり軽量です。
耐震補強としての効果が期待できます。






雪止め金物も取り付けられました。 
2017.01.30 





















フローリング工事が始まりました。


フローリングはパイン厚21㎜です。 










天井、壁にクロス下地材用合板が張られました。











階段の踊り場にパイン厚21㎜のフローリングが張られました。









和室の床断熱材の充填が終わりました。











和室の漆喰工事が始まりました




既存京壁が剥がされました。






灰汁止めを塗布しました。










漆喰の下塗りが施されました。











漆喰の中塗りが施されました。











漆喰の仕上塗りが終わりました。










フローリングのジョイントに名刺を1枚挟み、
調整しました。








破風の劣化を補修し、防水しました。
2017.02.04
屋根板金、水切り板金を濃紺色で決定しました。 
2017.02.08 




点検口を設けることで、和室の天井を壊さず、天井内の接合金物を取り付けることができました。










 

3.11の東北大震災の影響で船底天井の棹縁が剥離しました。引き寄せビスで直します。









外部塗装中です。
2017.02.15 










点検口の仕上げが施されました。 














玄関下駄箱が取り付けられました。
見せる下駄箱です。












押入れの補強の釘がトイレ側に出てしまったため、
修理の上クロスを貼りました。





































戸袋鏡板にさび止めを塗布しました。
2017.02.23








既存廻縁、枠、巾木をホワイトにしました。














見える下駄箱が早速使われています。
自然と靴を整えて置くようになりました。










玄関ドアが付きました。
リフォーム用の大きな額縁が付くこともなく、
スッキリとしています。
図面通りであること、確認しました。






















照明がよみがえりました。
2017.02.25










外部塗装が終了しました。
























 
襖が張り替えられました









































階段が出来上がりました。
軽快です。

2017.02.28 










完成しました。 
  無事引き渡しが終了しました。 
   

 

エピローグ                                                 プロローグ               

工事は全ての居室をはじめ、キッチンや階段、玄関まわりや屋根などに及び、浴室とトイレ以外の家のほとんどの面積を占めました。
リノベーションの場合、一気に工事をする場合もありますが、クライアントさんの諸事情を鑑み、住まいながら、一部屋ずつ工事をしていく事も出来ます。
ペットがいて、仮住まいを探すのが大変な場合などでも、柔軟な対応が出来ますので、今回のような大規模なリノベーションも実現出来ました。

◆将来、親御さんも同居する事をあたまの片隅に置いて・・・
以前は、家族のリビングダイニングとして利用していた6畳の和室ですが、将来的に親御さんの寝室にもなる可能性があるとの事でしたので、21mm厚の無垢材を床に。壁には土佐漆喰を。一日中、部屋に居ても快適に暮らせる仕様にしました。又、それに合わせて押入れ襖紙もブルーグレーにし、洋風の引手に変えました。前述で「住まいながら」と書いた通り、土佐漆喰を塗っていく様子を間近で見たクライアントさんは、調湿によってその色の変化を実感出来たと言われました。

◆地震に対して安心を得られた上に様々な減税制度を受けられる
耐震改修工事は、その建物が持つ耐震性能によって、工事規模の見当が付きます。それに合わせて、この機会に気になっているところだけでもリフォームしたいと、よく耳にします。
ここをやるならあっちも。と夢は広がる一方ですが、金額を決めてここまでと決断するのもコストパフォーマンスを活かす方法の一つだと思います。
耐震改修工事をすると、自治体から助成金が出る場合があります。今回は、それには該当しなかったので、全て自己負担となってしまうのですが、確定申告を行うことによって【耐震リフォーム減税(住宅耐震改修特別控除)】、【バリアフリーリフォーム減税(住宅特定改修特別税額控除)】を受けられる工事になっていたので(結果として対象の工事になったのですが)私ども建築士が発行する証明書(有料です)によって、相応な還付も期待できそうとの事でした。
又、この他にも、地震保険が割引になったり、固定資産税が優遇されるなど、条件によって当てはまりそうな場合は、検討するに値する規模の工事となりました。