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内開


内開 プロローグ・エピローグ

千葉県野田市の家 プロローグ・プロセス・エピローグから成るストーリーをご覧ください
東京都立川市 一級建築士事務所 鍵山建築設計

プロローグ                                                  エピローグ

広さも価格もお目に適った土地にやっと出会い、何人もの建築家から、私どもの事務所にご相談を頂きました。

かつて、総予算で叶うのは、建売住宅しかないのかと半ば諦めかけていたとの事ですが、建売住宅も設計事務所の設計も、それぞれの特徴を活かした住宅であり、実現できない事はないはずです。

建売住宅と同額か、或いはそれ以下で、どれだけのパフォーマンスが実現出来るか、大いなる挑戦です。
 
家族が集まれる空間。

子供達の顔が見える。

シンプルであること。

子供室空間は最低限。

可能性のある間取り。

フレキシブルな収納。

ローコストである事。

将来を見据えた設計。

土地購入前から計画。

自然素材の取り入れ。

 

プロセス
2010.04.19

地盤調査
2010.09.02

地縄

地縄(建物の位置・大きさを示すビニールテープ)を施主と私たちで確認しました。

設計段階で決めていた屋根の色を、色見本にて、再度確認し、決定しました。

下水道管が引き込み完了次第、基礎工事が始まります。
2010.09.22





 

 
地業

下水道管引き込み工事が完了し、本工事の始まりです。

基礎掘削工事の完了、支持地盤の確認。タンピングランマー(80kg)3回転圧。砕石敷き、タンピングランマー(80kg)3回転圧と丁寧に工事を進めております。

開発現場の上層地盤は比較的柔らかいので、
しっかりランマー等で突き固める必要があります。
2010.09.24



 
遣り方・捨てコン・型枠

遣り方は水平板と木杭に墨だしのことです。
基礎の立ち上り高さ・耐圧版の厚み・基礎巾等を設定する為の手段です。監督・大工さんが実施します。大変重要な仕事です。捨てコンは型枠・配筋位置の墨をだすのに必要です。
先に、耐圧版のコンクリートを打ちますので外側に型枠が右の写真のように立ち上げます。
打ち放し仕様ですので、着色専用合板を使用しています。
2010.09.28



 
配筋検査

丁寧に組まれ、綺麗な配筋です。
2010.10.04







基礎コンクリート打設

耐圧版のコンクリート打設。
コンクリート練り試験(スランプ・空気量・塩化物量・強度試験体)を実施。



立ち上りコンクリートの型枠組み。
2010.10.11


基礎コンクリート打ち放し完了

基礎立ち上りコンクリート打ち・養生シート張り。

型枠ハズシ。


棟上げ先行足場掛け。
2010.10.12

 
土台敷き         
2010.10.13



建て方

棟上げをを終了しました。
2010.10.23




 
屋根の断熱材・屋根、外壁の下地材

屋根断熱材(通気口付き)の垂木間設置。


屋根の構造用合板張りとシート養生。

外壁の耐力壁材張り。

2010.10.26



 
上棟のお祝いと見学会

監督・大工さんに協力して頂き、四方払いを執り行いました。

外壁の色見本を実際の壁の前に置いて確認し、決定しました。
2010.10.30




 
玄関ひさし部分の外壁下地とサッシの搬入

左の写真は玄関ひさしの突出した構造材の壁側の隠蔽部分にも下地材を張り付け、外気が中に入らないようにしています。

このことは、適度な断熱・防音・防水に有効です。

ブラックのサッシの搬入を確認しました。
2010.11.07






 
サッシの取り付け他

耐力壁にサッシの取り付け。
広い吹き抜け空間が現れました。

シンプルな外観。
バルコニーの防水が終わりました。

2010.11.08






 
給湯・給水配管他

サッシから光が差し込み気持ちいい。
浴室の給湯・給水の配管工事が終わりました。

たすき掛けの筋交いには釘の抜けにくい材を使用しています。
耐力ボードと相まって強い壁になりました。

柱の柱頭・柱脚には接合金物が取り付いています。

人に優しいパインの床材が搬入されました。
2010.11.15







              

浴室(UB)の据え付け・壁の断熱材の充填

浴室周り(外壁側)にも石膏ボードを張り付けます。

壁の断熱材が充填されています。
2010.11.18

 
外壁材張り他

外壁工事が終了し、予想以上にすっきりとした印象です。
足場バラシが楽しみです。

施主見学会と床無垢フローリング・窓枠材・クロス等の
色見本の打ち合わせをしました。
2010.11.25

 
階段のささら桁の取り付け

厚さ60mmの材をノコギリの刃のようにカットして
その上に段板をのせます。
脚と頭の部分はボルトで締め付けています。
2010.12 .02

  




吹き抜け・化粧板

壁の一部に使用する桧の化粧合板をを確認しました。

2階から撮った吹抜けのリビングです。
                
2010.12 .07

 



足場バラシ

スッキリとした箱の家が現れました。

木製階段の手摺の取付が終了しました。

稀に来る大地震に備えて、耐震補強材を盛り込んでいますので安心です。    
2010.12 .11

 

 


外構工事

隣地境界線のフェンス・玄関土間・駐車場土間コンクリート工事が始まりました。

内部では壁紙貼りのかね合い部分の塗装工事が終了し、建具屋さんが引き戸の吊り込みをしています。      
2010.12 .20

 

 


電気工事

電気・給排水衛生設備の器具の取付が終了しました。

内部壁仕上げが終了しました。
カースペースの土間コンクリートの直仕上げをしています。

リボス社の容器です。
オーボーのデザインが施されていて、かわいいです。
2010.12 .23

完了検査

無事、完了検査に合格しました。
数日後に検査済証が発行されます。

引き渡しの日が間近になりました。
2010.12 .27

 

 



引き渡し

穏やかな師走の空の下、
引き渡しが終了しました。

その間、お子様は階段の廻りをグルグルと、楽しそうでした。
ご夫妻もニコニコされていたのが印象的でした。

白い壁に木製階段が映えて、とても、いい家になりました。
千葉県野田市の家が完成しました。                      

エピローグ                                                 プロローグ

土地探し

探していた条件をクリアする土地たちに出会いました。
何区画もある造成地の中から、どこの区画がいいか。私たちも実際に見に行き、一緒に検討し、やっと決まった区画です。

新しい住宅地には、水道・ガス・下水が引かれていない場合が多く、その費用も見込まなくてはなりません。そしてその金額がどのくらいなのか、各関係課等に問い合わせると同時に、借入金融機関と連絡を密にとりながら計画に入りました。


一番のご要望を第一に

家族が集まれる空間を何よりもお望みでした。
三人のお子様たちの育児で手の掛かる年齢です。かといって、一日中べったり付いている訳にもいきません。家族がいつも気配を感じる家イコールひとつの空間と考え、リビングに大きな吹き抜けを提案しました。LDKがひとつになるだけでなく、将来、子供室になるであろう部分も一緒に取り込む空間として、直接の視線は抜けないでいて気配は感じられる。そんな子供室をつくりました。


間接視線

リビングと子供室の関係だけでなく、「キッチンで作業をしていてもリビングにいる子供の気配を見ていられる」その為には、対面キッチンのように直接「面と向かう」より、「適度に向かう」方法を採用しました。お互いの気配を少し感じ、その分、室内も広く感じる事ができます。


造り付け

手持ちの家具の風合いをそのままに新居でも使いたいご希望から、室内の塗装まで統一する計画をしました。これからの生活に向け、新たに購入する家具類にも夢があり、造り付け収納は最低限の造作にし、コスト面でも効果を表しました。

お若いご家族ですので、これからの生活は年と共に大きく変わっていく事でしょう。いつも場合もフレキシブルに対応できるシンプルな仕上げは、いつの時代も使いやすい家であると信じています。


自然素材

シンプルに仕上げた間取りには、シンプルな仕上げが似合います。
五感で育てる子育てには、無垢の木をふんだんに使いました。
当初は、親子が自由にのびのびストレスなく生活するには、汚れたらいつでも張り替えられるビニールクロスで仕上げる壁天井の予定でした。しかし、随所に自然素材を使っているのですのから、リボス社のオガファーザーの下地にデュブロンの塗装で行きたい。となりました。

コストを抑えるところはキッチリ抑え、思い入れのある部分にはコストも掛ける。メリハリのある、素敵な住宅が完成しました。