Kagiyama kenchiku sekkei        鍵山建築設計      Small fantastichouse story  

舞台 プロローグ・エピローグ


舞台 プロローグ・エピローグ

東京都世田谷区の家 プロローグ・プロセス・エピローグ から成るストーリーをご覧ください
東京都立川市 一級建築士事務所 鍵山建築設計

 

プロローグ                                                  エピローグ

家を建てるきっかけは、家族が病に倒れ、生活は180度転換。
家族みんなが楽しみながら力を合わせてケアできる生活をしたい。

現在の田園調布の住まいはその為の機能は望めない事から、土地探しからの出発。
希望していた地域で望み通りの広さの土地はすぐ見つかり、土地契約前に私どもも下見に向かった。

二子玉川駅界隈の賑やかな街並みを抜けた所にあるその土地は旗竿状でありながら開放的であること。風致地区であるが為に景観が整っていること。家族がゆったり暮らすには最適な環境であった。

とかく敬遠されがちな旗竿状の土地の竿の部分だが、その脇には薔薇を這わせ、
所有している2台の外車は福祉機能を装備した車両に買い換えて快適なアプローチにしたい。と想いは膨らみ、打合せをしている田園調布の喫茶店では、毎回熱い想いと様々な発想の掛け合いとなり、あっという間に時間が過ぎてしまい、かなり充実したひと時である。


プロセス
2006.10.07
地盤調査

思った以上に耐力のある地盤。

微妙な判断が必要な調査は
熟練者の手作業がよい。
ロッドが地層を突き進むときの
変化を見逃さない。
嵐の中、クライアントもかけつけてくれた。
2007.02.28
地鎮祭
大安吉日。
満面の笑みをたたえ、
記念写真。
2007.03.08
根切り・耐圧盤鋤取り
2007.03.08
鎮物

鎮め物を基礎下に。
2007.03.09
防湿シート敷き
2007.03.09
捨てコン打ち
2007.03.19
螺旋階段アンカーボルト

2007.03.20
配筋用墨だし                
捨てコンの打設終了。
耐圧盤の配筋工事がはじまる。
2007.03.21
螺旋階段基礎配筋
2007.03.21
基礎配筋検査

鉄筋工5人、手際よく終了。
監督交えて、検査。
構造事務所の意見も聞き、無事終了。
2007.03.22
螺旋階段の基礎根巻き
2007.03.30
基礎立上りコンクリート打ち

手前にある基礎が
バリアフリー対応の高基礎。

玄関床嵩上げ

スタイロフォームを
コンクリートの間に挟み込む。
断熱と少しでも軽くする工夫。
2007.04.13
玄関スロープ       

スロープのコンクリート打ち。
タイル下地。
バリアフリースロープ。
2007.04.18
土台敷き

上棟前日。
前もって土台の下端に防腐防蟻剤を塗布し、
基礎上に敷き込む。
2007.04.19
祝上棟式

大安吉日

記念写真
建設会社企画室長と監督と
記念写真。
2007.04.28
屋根下地

リビング大空間の屋根下地合板張り。
床下地

28mm合板張り。
トップライト
電動開閉式トップライトの取付。
2007.05.10


東側の開口部

マグサ、窓台の取付。
2007.05.16










断熱材の搬入。








北側の開口部
横スベリ出しサッシ、勝手口ドア、トップライト開口部。








床下地
構造用合板28mm張り。








玄関の天井下地
螺旋階段の場所。
2007.05.26


防湿シート
デュポンタイベックハウスラップ張り。












防虫網
ステン基礎パッキンにステンの防虫網。
2007.05.26





               




2階丸窓
階段のステージに大きな丸窓。








2階南面の窓
FIX+横スベリ窓+フルオープン窓。







螺旋階段のステージから階下を見る。
楽しみな螺旋階段の工事がいよいよ始まる。
2007.05.30



フルオープン窓の外には

敷地調査時に道路を隔てた向こう側に欅の大木。
その大木をハイサイドライトが捕らえている。









床暖の配列
ベニア床養生。
2007.06.06







無垢の床材の搬入

螺旋階段の柱が設置された。
納まりについての打合せに1時間。





2階アイランドキッチンの設備配管
図面の通り。
2007.06.14



 


 




2階壁石膏ボート張り

内部にも耐力壁を増量。






2階個室
天井化粧梁。










2階丸窓
しあわせの窓。









玄関引戸
ヘーベシーベ。
2007.06.21



 





床下換気口
気密基礎パッキンの補足装置。







無垢板天井張り
ピーラーの本実加工。









ス下(木摺)
木摺りの張り方で大工さんの癖とか腕前が分かる。
2007.06.27

 
勝手口ドア
一枚ガラス。




















トップライト見切縁
空を切り取る。
2007.07.02

 





引戸鴨居
細くすっきり見せる。










螺旋階段の床板
四枚の板を引寄せ金物で接合。
2007.07.04
螺旋階段                  
鉄骨階段の鉄板の上に
オークの段板が取り付けられる。
2007.07.12






 





2階リビング箱階段
階段の上に突出してオークの踏み板が
取り付けられる。



























洗面室から浴室を見る
タイル下地が完了。
















2階子供室の仕切り
収納部分に全ての戸が引き込まれる。
1部屋を2部屋にできる。









オークの段板(踏板)の取付
段板、手摺、手摺子が付き鉄骨階段が安定。
2007.07.26





パーゴラのピーラー材
玄関アプローチのパーゴラの造作が始まった。












塗装の下地処理
下地のパテしごき上に寒冷紗。








南面の壁と開口
景色を切り取る部分を明確にする事により、メリハリがつき、光りと影がバランスされる。




 
パーゴラ

連続する柱、梁が外部空間を取り囲むことにより、リズムを与え、通りすぎる風と共に落ち着きを醸し出し、来訪者を気持ちよく、玄関口まで誘う















玄関廻り
マホガニーの玄関引戸と杉板の壁。
堅い材と軟らかい材の組み合わせ。
















螺旋階段
日常の階段。





家具1
クライアントがセレクトした引き手金物が効いている。









家具2
家具3
オークの柾と杢の組み合わせによって
表情がかわる。






家具4
ハーフェレの引出金物。






トップライト
雲が見える。











階段ステージ
ステージという余白には楽しい可能性がある。








ダウンライト位置
ダウンライトのやさしい明かり。










1階キッチンからリビング
松の天井が良い。
風がぬけて、いい気持ち。
2007.08.08





 

キャットウォーク
スチール手摺が付く。
この上に立つと浮遊感と共に大空間を享受できる。


















キャットウォークからダイニングキッチンを望む。









箱階段に手摺









2階キッチンの壁に塗装
ピスタチオグリーン。





 




2階リビング天井
シーリングファンがゆっくりまわる。








2階寝室の壁に塗装
ターコイズブルー。









1階寝室のクロス
シックな紋様の布が落ち着きを持つ。









1階浴室のタイル
イエローの壁が元気を与える。





 

                      
ダウンライト
明かりをつけると縁もひかり、とても魅力的。









螺旋下部









螺旋上部













トップライトシェード
電動チルド、電動スクリーン。



 




2階北デッキ
アイアンウッド。








キッチン
オープンキッチン。
ルーフの開口








オープンフォールディングサッシ。
青い空と白い雲。









外観(北面1)
テクスチャーがステキ。







外観(北面2)
いつまでもかわらずに。








外観(南東面)
無垢のスチールの手摺り。
好きな色を塗り重ねていく。
外部階段
落下防止の柵付き。
横の手摺り子が付いて上り下りが安心。



 



外観(南西面)











外水栓
収穫した野菜をここで洗う。








エコキュート
二世帯の自然冷媒ヒートポンプ給湯機。






 

 




1階寝室からリビング・ダイニング。
















1階リビング・ダイニングから洋室。


















1階リビング・ダイニング天井照明。









1階洋室。













1階洗面室・トイレ・浴室。





 




1階リビング・ダイニングから寝室。









1階寝室から洗面室・トイレ。











キッチン照明。










天井照明。








 
                

螺旋階段










ちいさなステージがある。












螺旋階段から2階リビング・ダイニング。
2階リビング・ダイニングから螺旋階段。






 

2階アイランドキッチンサイドの棚
飾り棚+下部収納


















アイランドキッチンフロアー
デザインタイル。
床暖房仕様。
















I型オリジナルキッチン。

















キャットウォークから2階リビング・ダイニング。










2階アイランドキッチンからリビング。





 



2階アイランドキッチン廻り
ストレスフリー。











2階リビング。





 

ハイサイドウインドウ








 

キャットウォーク+ルーフバルコニー












フルオープンウインドウ。
夏は多摩川の花火観賞。





















ロフトアティック(小屋裏収納庫)。

バルコニー階段。
  玄関アプローチ
白い帆布の目隠し。
バリアフリーノンスリップタイル。
“陽と風と笑みに溢れる家”                                     
東京都世田谷区の完全分離二世帯住宅が完成しました

エピローグ                                                  プロローグ

完全分離二世帯住宅



世田谷区の静かな住宅地で、娘様ご夫妻とフロアを分けた完全分離二世帯住宅を建てることになりました。お母様とお嬢様の性格(生活?)の違いは、二世帯住宅の建築に限らず、ごくあり得るのですが、そこをうまくお二人はバランスよく、とてもスムーズにまとまりました。
 
何より、一番の目的は、家族で、療養中のお父様の介護がしやすい事。
・バリアフリー仕様にこだわり、アプローチから玄関、室内の隅々までスロープとフラットな床で繋がっている1階親世帯。

・万が一の時の連絡は、普段は別々の玄関インターホン呼び出し機能でありながら、1階と2階で内線電話が出来る事。
・寝室⇔脱衣室⇔浴室をほぼフルオープンできる引戸とし、スムーズな入浴を手助けできること。

・お父様の部屋からは、南に面した庭の木々が一日中臨める事。・・・庭仕事をしている奥様やお嬢様の様子が、ベットにいるお父様からも見えると言う事でもあるのです。

・介護が必要な部屋に忘れてはいけないのが、照明器具の選択。スイッチ1つで部屋全体が煌々と照らされないよう、様々な工夫もあります。

・バリアフリーや、介護と言うと、特殊な意味に取られがちですが、背の高い奥様に一番の贈り物、キッチンの高さです。一般的に850mmが中心のトップの高さを900mmとしました。喜んで手包丁している奥様の様子は確かに使いやすそうでした。介護の際の腰痛で辛い日も、一役経たそうです。
 

完全分離二世帯住宅

・お互いの玄関引戸を開けると、引戸で分離可能な、とても広い玄関があります。
生活時間の違いから、お互いに気を遣わない気の遣い方です。
 


色と形にオリジナル

好きなアイテムや好きな色、好きなデザインに囲まれて過ごしたいお嬢様世帯には、様々なオリジナルが活きています。

打ち合わせの中で、お料理がとても好きで美味しいものを作った話、ドイツ車をはじめドイツ製品の素晴らしさをよくお聞きしていた事から、キッチンにはドンブラハのシャワー水栓、ハーフェレのレール金物、洗面室にはイタリアのフラミリアの洗面ボールと同じくイタリアのズケッティの混合水栓を提案、エネルギッシュな黄色でまとめた浴室のシャワー水栓はシャワー吐水部分が同色のビビッドな黄色。

リビングダイニングキッチンの壁面は塗装仕上とし、キッチンの一部分はピスタチオグリーンのペンキ。爽やかで元気なお嬢様の寝室の壁面は欧米のベッドルームのような、マットなスカイブルーでまとめた。




新しく二世帯住宅に住まわれたN様・M様ご家族から、メールを戴きました。
残暑厳しい日に引越し、初めての冬を迎えてのご感想です。

『大変ご無沙汰しております。先生方もお変わりなくお過ごしでしょうか? 
その後、父が在宅に入ってバタバタとめまぐるしく日にちが過ぎてしまい、先生にお礼のメールも差し上げなく、大変失礼致しました。

新しい生活もやっと軌道に乗り、父親を始め家族全員元気に新しい家で快適に過ごしております。

さすが、気密性の高い家だけに、家に結露も全くおきずに、寒くなってきたにもかかわらず、暖かくて母と驚いております。
先生ありがとうございました。』