Kagiyama kenchiku sekkei        鍵山建築設計      Small fantastichouse story  

四舞 プロローグ・エピローグ


四舞 プロローグ・エピローグ

 

東京都武蔵野市の家 プロローグ・プロセス・エピローグから成るストーリーをご覧ください
東京都立川市 一級建築士事務所 鍵山建築設計


プロローグ                                                  エピローグ

愛知県名古屋市からのお問い合わせでした。

転勤が多く、数年前に購入した土地にやっと家を建てて生活できるチャンスが戻って来たとのこと。

夏にご連絡を頂いて、入居の希望は来春3月。
すでにハウスメーカー数社に相談して、幾つかのプランと工程が出され、何の問題もなく、すんなり事は進むはずだった。・・・が、『ホームページや名前は前にも何度かお見かけしましたが、今回じっくり全部に目を通させていただいて、やはり相談に乗っていただきたいと思った次第です。』と、ご連絡をいただいた。

とはいえ、建築家との家づくりはロングラン。

『お子様の新入学に間に合わせるのも大事だが、その差数ヶ月間、
自分たちだけの家づくりに参加する有意義な時間は何物にも代え難い事』を理解して貰い、急ぐけど慌てない・・・そんな家づくりが始まった。

光を取り込み、風が通り過ぎるこの家には、音楽好きなご家族皆様の為にグランドピアノが置けるスペース、家族団欒の為のオープンであり、かつプライバシーの保てるアウトドアライフスペース等、楽しく遊びのある空間も数々計画されている。

 

プロセス
2006.6  狭あい道路のセットバック位置確定を立会いました。
2006.7  建築確認申請を提出しました。
2006.9  工務店数社へ見積依頼しました。
2006.12    既存建物解体工事を着工しました。
       金融機関への本申請手続きに入りました。
2006.12.22
解体工事
2007.03.15
地盤調査

武蔵野台地。
大丈夫ローム層。
2007.04.09
地下山留のH形鋼杭打設

セメントミルクを注入して、
H形鋼杭を安定させる。
2007.04.27




 
根切



縦に埋められた親杭(H形鋼)の間に矢板(木製堰板)。








床付
低盤部は手作業で漉き取る。









雑排水槽埋設
FRP製水槽。2機のポンプで交互運転。
2007.05.05





矢板に金物

隣地境界との距離がない場合は横矢板が型枠の役目をする。

セパの片側を金物で固定。








鉄筋の搬入
ミルシートの確認。








圧盤の配筋、地中梁の配筋。
2007.05.21


地下耐圧盤配筋検査

構造事務所立会いの検査。


ドライエリアの壁鉄筋立上り。








鉄筋だけで充分と思わせる量と太さである。


2007.06.01
壁の配筋                    

450mmピッチのPコン割り。
2007.06.12


1階スラブ配筋検査
図面通りの配筋。
今日はクライアントの奥様とお嬢様の現場見学。
現場監督、構造家、職人と初対面。







アクリル塗装の型枠
ツヤケシの打ち放しとなる。配筋が美しい。
2007.06.26





箱庭の基礎の捨てコン













ベタ基礎の捨てコン
差し筋にて地下部分と強く接合する。









L型平面の基礎
広く大きくみせる。
2007.07.05




箱庭の基礎廻り

デッキ敷きと花と緑のスペース。









土台敷きの準備

棟上に向かって着実に。
2007.07.09








建方
重機を使用して、鳶大工が声をかけ合い柱に梁を組み込む。
奥様とお嬢様は朝から現場見学。







棟上の完成
棟にへいぐしを飾る。良いお天気に恵まれ無事完了。







上棟式
施主と大工棟梁のお神酒、米、塩のお清め。
ご実家のお父様も参加。お嬢様はビデオ撮影。
2007.07.24






 





土台下ステン防虫坊鼠材









構造用合板張り終了
タイベックルーフライナー張り









ドライエリア
雨水ポンプアップ乾燥後
防水剤塗布















角地の家
ランドマーク。
2007.07.31








防湿シート
タイベックハウスラップ張り。









地下室
ドライエリアから光がこぼれる。










ドライエリア
光庭。
2007.08.07








 

 
天井野縁                

この上に石膏ボードを張る。



















軒先下地 木部を防虫防腐剤塗布。軒先を大工さんが丁寧に仕上。








小屋裏収納庫 天井高を1.4mとする。











火打ち材 スチールパイプ型の火打ち材。










バルコニー防水 不燃認定のFRP防水。










外壁に木摺り、屋根に野地板 板と板の間に隙間がある。この隙間が効いている。
2007.08.21
断熱材

壁RW75.天井RW100。
2007.08.28



外部下地




木摺りの終了。







格子接続金物1

本体とは縁を切る。
2007.09.07
天井、壁ボード貼り

天井はトミタクロス。
壁はけいそうくん。
2007.09.18









外壁防湿シート張り
強いシート。










格子接続金物2
ステンレス無垢。









木製玄関引戸
マホガニー。





 

 
テラス
ウッドデッキ敷き。奥はフラワースペース。










地下テラス












地下室
多目的スペース。楽器演奏、シアター、ジム等。








階段の窓
サッシの無目部に階段の踏み板が取り付く。
縦長の窓が効いている。















地下階段の受け金物





 

 



外壁防湿シート(南東面)










外壁防湿シート(南面)










外壁防湿シート(北面)










木製引戸
丈夫でスムーズ。
2007.10.02



外壁モルタル塗り

グラスファイバーネットを伏せ込む。













家具取付
2007.10.09







 

天井照明
四角いダウンライト位置。













地下収納
壁面収納。









オーダーキッチン
ハイグレードホワイトキッチン。











外壁モルタル塗り
2007.10.16








  






外壁ケイソウ土仕上げ塗り










キッチン








階段手摺り
木製手摺りと壁のボーダーの取付。










家具塗装
ナラの家具にウッドワックス塗布。








地下吹き抜け
スチール製、手摺りは木製。









工事写真、ビデオ撮影。
2007.10.26
 
足場バラシ                     
2007.10.29
完了検査

合格。






玄関アプローチの木製の壁









吹き抜けのあかり
2007.11.02












照明の高さ











吹き抜け照明











吹き抜けの手摺り









階段室の壁照明










階段室のFIX窓+横すべり出し窓
2007.11.02
テラスの格子戸の取り付け
2007.11.06








 

 




照明の高さ調整









リビングからキッチン










リビングから階段










テラスの格子











リビングの開口









リビングからテラス
 





 
オリジナルキッチン

地下照明
角地の家
西面
三角屋根
2007.11.08





建物引渡し

キッチンの説明











2階ホールから和室



















2階ホールのライル
2007.11.16
外構01

カーポートのコンクリート塀の根切
2007.11.20






 

 
外構02             
カーポートのコンクリート塀の型枠























無塗装枕木の搬入













既存塀の補強と珪藻土塗り
2007.11.27




 
2007.12.05





 

 
東京都武蔵野市の家が完成しました。                          

エピローグ                                                  プロローグ

設計監理の期間で、様々なハードルを越え、フルコースともいえる幾多の業務がありました。

名古屋に住んでいるお客様に代わり、道路セットバックの立会いなども行ないました。
 
計画から年度を跨ぐと、設備機器のモデルチェンジが目立つ昨今、廃番により再度の提案が相当数ありました。

その提案のひとつひとつに、『ありがとうございます。』『こんなに素敵な物があるんですね。』と丁寧なメールを頂き、『出掛けた先で目に留まった水栓をよくよく見ると我が家に付く水栓と同じメーカー・グローエでした。』と、にこにこした奥様の様子が手に取るようにわかる近況も届きました。
 
オーダーキッチンです、と言うまでもありませんが、収納の仕方、ダストボックスの位置とスペース確保、数多くの手持ち家電の種類とサイズ、全て計算ずくめの真っ白なオーダーになりました。

計画の段階から既にレパートリー豊富な奥様は『今から、このキッチンで子供たちとお料理するのがとても楽しみ。』と期待に胸を膨らませていました。

引越しの翌日はお子様の遠足。お弁当の唐揚げで飛んだ油はすぐ拭きました!!との事でした・・・。
 
建物の引渡日は銀行で決済、現場で最終チェックと多忙でありながら、いよいよ我が家だなぁ。と実感する日でもあります。

単身赴任が長かったご主人が和室の中央に座り、じっと遠くを眺めていた姿には声を掛ける事が出来ませんでした。

又、当日、メールでお礼が届くのは珍しくありませんが、手書きの手紙をいただいたのは初めてでした。

・・・これだからやめられません。


        お礼状