Kagiyama kenchiku sekkei        鍵山建築設計      Small fantastichouse story  


回転 プロローグ・エピローグ

東京都東村山市の家-2 プロローグ・プロセス・エピローグから成るストーリーをご覧ください
東京都立川市 一級建築士事務所 鍵山建築設計

 

プロローグ                                                  エピローグ

将来的にはこの家は建替えて住みたい。と考えて中古住宅を購入したのが約4年前。
家を建てるなら建築家と。と考え、私どものこのホームページをお気に入りに入れたのが約2年前から。

その時のために家具などは殆ど購入せず、新居には造り付けの収納を必要な箇所に必要なだけ“適材適所”に計画する。

将来は親御さんとの同居の可能性もあり、
かといって今すぐその為だけのスペースの確保は必要ない。
大きな空間をつくり、その時々に応じて臨機応変に使える自由な発想で広い地下室のあるのびのび空間づくりが始まった。

現在のお住まいは風が良く抜け非常に快適な家である。
打合せをしていても、つい仕事を忘れてしまいそうな穏やかな気持ちになれる、
そんな住まい方をしているクライアントにぴったりな家が出来るであろう。

フロセス
2007.05.08
地盤調査

既存建物がある状況で
丁寧な調査をしてくれた担当者に感謝。
2007.08.04
祝地鎮祭

お子様も四方祓いに参加。
お米と白紙を敷地の中央と四隅にまきます。
2007.08.21
根切

奥から順に掘り下げていく。
2007.08.27
砕石敷き
充分転圧。
後に捨てコン打設。
2007.09.12
地下室の耐圧盤の配筋検査

構造事務所立会いの検査。
建物と隣地の離隔が充分とれない地下室の場合、H型鋼杭+矢板が捨て材となり、型枠の役割を果たす。
耐圧盤配筋状況

19φと16φのモチアミダブル配筋。
きれいに組まれている。
2007.09.26
地下室壁配筋       


2007.10.03
1階スラブ配筋
2007.10.18
基礎型枠ばらし
2007.10.31



 

祝上棟式
棟梁が棟木に幣束(ヘイグシ)を立てお札を飾る
お清め
施主とお父様が2階に上られ参加、建物の四方に酒・塩・米をまいて清め上棟の儀を行う。奥様と2人のお子様は地上から見学。
手締め
上棟の儀の後、施主のあいさつ、乾杯を行い
工事に関わっている職人さんの紹介施主から職人へご祝儀を渡す。お開き。手締め。
2007.11.07



接合金物
ホールダウン金物等の確認
火打ち金物
梁との取り合いで鉄製の火打ちの取付
2007.11.14








 
構造用合板
プレカットの構造用合板厚28張り

地下階段のコンクリートの壁が力強さを表現
三角形のドライエリア、静かなテラス
階段廻り
2階床下地は剛床
防腐防蟻は地盤から1メートルの範囲
間柱・まぐさ・窓台
2007.11.26





コンクリートの防水

ガルバニウム鋼板の壁下地
強度と防火の下地ボード

地下コンクリート打ち放し
2007.11.29


防湿シート     


防湿シート

軒裏下地
補強を施した1メートルの軒
2007.12.12


バルコニーの裏面
塗装下地ボード

壁は通気層の胴縁組
天井野縁
2007.12.26


ガルバニウム鋼板の壁
バルコニー先端部

ガルバニウム鋼板の壁









外観はすっきりした印象で北面の囲いはポリカーボネート

木製手摺
レンジフード廻りの指示
2階内部手摺は親柱を設け固定
地下木製階段の落下防止壁の造作
2008.01.23







 

 
玄関の3枚引き戸とし、住宅の玄関を変える

とてもよい天気で外観撮影
3角形のドライエリアが風をゆっくり呼び込み、部屋中に行き渡らせる
素通しの階段
クロスの下地こしらえ
ドライエリアの避難用タラップ
2008.01.30








 

 
施主見学会

素通し階段の段の間に木製バーをいれ、安全に配慮
地下階段の落下防止の壁を設ける
ドライエリアのステン手摺の取付
カースペースはコンクリート面を極力減らし、土部分を増やす
2008.02.06







 
玄関3枚引き戸で2枚分の開口、網戸も付けて夏快適

玄関
キッチンはステンレスでスッキリ
北バルコニーはとても明るい
南バルコニーの横基調の手摺がこころを安定させる







リビングに差し込む、陽光がとても暖かい

1階の廊下は回廊式とし、開放感を与える

1階洋室は現在風の茶の間、多目的ルーム

廊下の框引き戸はポリカーボネートで安心
2008.02.12







2階キッチンは北に面している部分も
明るく、とても気持ちよい

南ダイニングは、もう最高ー
リビング家具は施主考案の家具
家族分の数、収納がある
下部に施主手作りの座卓がはいる
外観はガルバニウム素地を木製枠でやさしく包む、シンプルで温かい家
“はしるはしる まわるまわるの家”                   
東京都東村山市の地下室付住宅が完成しました。
エアコン、加湿器、除湿機、空気清浄機などの機械に無縁な清々しい家になった。

エピローグ                                                  プロローグ

はしるはしる まわるまわる

建て替える前のお宅には、打合せの度に何度もお邪魔したが、いつもおとなしく座っていたお子様達が、完成間近の新居に来た途端、回遊性のあるリビングでは右に左に走り回る。
三層になった住宅ならではの、まだまだ続く階段では何度も上に下に。
地下室でも階段を中心に回る回る。テンションは上がる一方となり、声のボリュームもMAX。全てが全開。あー、これが人間の自然体と言うものなんだと痛感した。五感で育て!こどもたち。
 
シンプル

あったら便利。この際だから。とりあえず付けておいた方が。・・・は、一切なし。
浴室の鏡も棚もなし。キッチンの吊戸棚もなし、引出しひとつだけ。
なんて素晴らしいスタートラインなのでしょうか。必要になったら入居後にじっくり考えながら買い足したり造ったり。
キッチンしかり。アイランドキッチンはオールステンレスの4本足。一言で言うと大テーブル。
せっかく下がオープンなのだから、ワゴンは入れない。
ゴミ箱も置かない。湿気ないし、掃除も簡単。つまりはこれがいちばん楽でもある。
 
地下室

既存の住宅で親子4人の生活に広さの不便さは無かった。ただ、将来を見据えた時、もう一層分程度の部屋数は欲しい。
木造3階建てにするより、地下室を設けると決まった。
1階2階と同じ広さの地下室はドライエリアを南東に設置し、日中は照明を点けなくても充分明るい。
メンテナンスの事と湿気、コストももちろん考えて、
至ってシンプルに仕上げた地下室は納戸や物置といった暗くジメジメしたイメージとは程遠く、
安定した温度と湿度に守られる広々としたスペースとなった。
 


建蔽率・容積率が40/80と言われる地域では、敷地の60パーセントが空きスペースとなる。
草花が好きな施主ご夫妻は庭のあちこちに様々な植栽を予定している。
その為には、カースペースのコンクリートもタイヤが乗る部分だけとし、
道路境界に面した数十センチ幅の空きスペースもライフラインの配管は避けて計画した。




引き渡しから4か月。初夏を迎えたご家族から、近況を頂きました。抜粋してご紹介します。080701

こんにちは、○○町の※※です。
きちんとお礼もご挨拶も申し上げないままご無沙汰してしまい申し訳ありません。
その後いかがお過ごしでしょうか?

私どもは、引越し後ようやくリビング、キッチンの収納も完成し、ダンボールを無くす事が出来ました。
引越ししてからあっという間の4ヶ月、工夫しながら毎日楽しく過ごしています。
引越し当初の2月は二階の暖かさに驚き、暑くなってきた現在は地下の快適さを満喫しています。
実際に暮らしてみて図面では分からなかった数々のアイディアに感心したり納得したり・・・これからまた真夏、秋、冬と違う季節を迎えるのが楽しみです。

私たちが一番くつろげる場所は2階です。
どの窓からも陽の光が入り風がよく通ります。
北側ベランダのポリカのお陰でとても明るく、視線を気にすることなく一日中窓を開けていられます。
夜でも窓を開け星空を眺めながら寛いでいます。

子供たちも机を並べて絵を描いたり、部屋中に線路を広げて電車遊びをしたりとのびのび遊んでいます。
面白いのはどのお友達が来ても例外なく各階をぐるぐる走り回ること。
雨の日は地下で大運動会になっています。
地下でのプール遊びは子供にとっても大人にとっても快適です。
これから真夏が楽しみです。

2階階段の柵はよじ登り防止にプラスチックボードを紐で括り付けました。
ボードには子供が自由に絵を貼ったりして良い事にしてあり我が家のミニギャラリーになったりしています。

私たちの漠然としたイメージや我侭な希望をこのような形に作り上げてくださってありがとうございました。
良い思い出や得がたい経験がたくさん出来た1年半でした。
これからも工夫しながら楽しく生活して行きたいと思います。

お近くにお出かけの際には是非お立ち寄りください。
お待ちしています。

末筆ながら鍵山先生の益々のご活躍をお祈りいたします。