Kagiyama kenchiku sekkei        鍵山建築設計      Small fantastichouse story  


外廊 プロローグ・エピローグ

東京都多摩市の家 プロローグ・プロセス・エピローグ から成るストーリーをご覧ください
東京都立川市 一級建築士事務所 鍵山建築設計

 

プロローグ                                                  エピローグ

初めてメールを戴いた頃には、ハウスメーカーのモデルハウスは、『自分たちの考えている家とはどうも違う。でもまだまだ勉強不足で、具体的にそれが “何なのか”が分からない。』と言う状態でした。

そこで、私たちの事務所で土曜日に実施している“SATURDAY OPEN OFFICE(土曜建築相談 要予約)”にお越しいただくことになりました。

その日は、家づくりについて和気藹々と話が弾み、あっという間に時間が過ぎてしまうほどでした。

ご主人の希望は“楽な家”奥様の希望は“家族がいつも楽しく一緒にいられる家”これを元に、楽しく家づくりの打ち合わせを重ねています。

建築家と共に自分たちだけの家づくりをしよう。と思っているかた、展示場など見て回ってもピンと来ないかた、・・・あなたの希望の家はあなたしかつくれません。

例えば・・・ 。


プロセス

地盤調査 地盤調査
5ポイント目の最終SS試験
上層部はやや軟弱
05.11.28
地鎮祭

 地鎮祭
地鎮祭

工事の安全と『いい家が建ちますように』
青空のもとで記念写真
05.12.12
防湿フィルム敷き
防湿フィルム敷き

基礎の一部を深基礎にし、
床下収納庫としての有効利用を図る
05.12.19
基礎配筋検査
基礎配筋検査

全て13mmの鉄筋
丁寧に組まれている
05.12.28
基礎コンクリート打設

基礎コンクリート打設
基礎コンクリート打設
06.01.20
外構土留め

カーボート部分
外構土留め   

道路と敷地高低さが有り、コンクリート打ち放しの土留めをする
カーボート部分


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06.01.27
上棟式

上棟式

上棟式

上棟式 

 上棟式
上棟式
穏やかな冬の午後、四隅へお清めに続き、施主夫妻の両親とその親戚の方々からの手づくりのご馳走が並び、盛大な祝宴となった

もち米に至る食材まで日野市の実家の自家製と徹底するあたりは、“手づくりの家づくり”にぴったり
和やかなひと時、天然ブリは実にうまかった

四隅へお清め
施主の家づくりの参加
施主のご挨拶
06.02.09
屋根下地


 

屋根下地

梁、桁、登り梁、棟木に垂木を渡して、本実付き合板を打ち付けている

見方によって、建物が変化し、楽しい
大きく、大きく見える

大工は金子大工さん
優秀な大工さん
隠れて見えなくなる部位も丁寧に仕上ている
下地の組み方に乱れがない
06.02.21
ステンレス短冊金物

ホールダウン金物
接合金物

ステンレス短冊金物

梁と梁の接合部の弱点を2枚の短冊で万全にしている

ホールダウン金物

構造用ビスを使用して、柱の欠損を最小にしている
06.03.25
1枚目の防湿シートはタイベックハウスラップ
1枚目の防湿シートはタイベックハウスラップ

下部の黒い部分は防虫を兼ねた壁通気部材イーヴスベンツ
06.03.26
サッシ取り付け
サッシ取り付け終了

1階は深基礎にした分全て床下収納として利用する
06.03.27
2階上部を見上げる
2階上部を見上げる

小屋裏収納を空間に取り込む事で奥行きと広がりを感じる事ができる
06.04.2
2枚目の防湿シート
2枚目の防湿シート


これで外壁防水は完璧

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06.04.22
無垢フローリング
無垢フローリング


素足で歩くと厚さ18ミリの無垢の感触が伝わってきて、とてもいい気持ち
06.04.23
配管配線

配管配線
配管配線

排水管には防音カバーの取り付け
06.04.27
FRP防水
FRP防水

南バルコニーの床防水
06.04.28
南面の下地ボード
南面の下地ボード

南面は通風用の窓のみ

採光はハイサイドライト
06.04.30
刷き出しサッシ

刷き出しサッシ

刷き出しサッシ 
刷き出しサッシ

四隅の刷き出しサッシが広さを演出

南西のサッシ

南東のサッシ

北東のサッシ

北西にも同じサッシが取り付く
06.05.03
引き込み戸

引き込み戸
 
引き込み戸

四枚の引き戸が戸袋にしまい込まれ、消える
06.05.08
高窓

高窓
高窓

バランスのとれた採光+通風窓

南面と北面に配す
06.05.10
吊り押入れ
吊り押入れ

地窓を設け南北に風を通す

風の気持ちになる、これが大事
06.05.11
廊下を挟んで北側と南側に個室がある
個室      

廊下を挟んで北側と南側に個室がある

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06.05.15
階段手摺
階段手摺

ベテラン監督と優秀大工

手摺の取り付け
06.05.16
木部塗装色見本
木部塗装色見本

実際に使用する材料に塗布し、決定する
06.05.27
玄関階段
玄関階段

玄関入って正面に露出階段
透けて南の庭を見通せる
06.05.28
根巻き
根巻き

防腐の為に、オリジナル玄関扉枠の下部にステンレスを巻き込む
06.05.29
外部手摺受け金物
外部手摺受け金物

溶融亜鉛メッキのスチール手摺を壁仕上げ後に取り付け
06.05.30
リビングの造作家具
リビングの造作家具

家具の取り付け
06.05.31
キッチン家具
キッチン家具 

趣を感じるオリジナル家具


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06.06.01
ウリン材のバルコニーウッドデッキ
デッキ

ウリン材のバルコニーウッドデッキ
06.06.05
バルコニー手摺
外部手摺

バルコニー手摺
スチール部分が取り付く
06.06.06
浴室イタリアンタイル
浴室イタリアンタイル

グレーのマットなタイルが白い浴槽を引き立てる

落ち着いた良い色
06.06.07
階段
階段

塗装が施された

壁の仕上後、どんな感じになるか楽しみ
06.06.08
夕暮れの外観
夕暮れの外観

もうすぐ、足場が外れる
06.06.10
カーテンの採寸
カーテンの採寸

生地の打合せ
06.06.11
小屋裏収納庫
小屋裏収納庫  

四枚戸が自由に開閉が可能


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06.06.14
2階の大空間
2階の大空間

四隅のサッシが横の広がりを、ロフトが上部に奥行きをもたせ、豊かな空間となった
06.06.15
南面バルコニー
南面バルコニー

ランドリースペースにウッドデッキがついた
06.06.16
キッチン
キッチン

内部チェックの日
家具完了の後、再チェック
06.06.21
子供室
個室1

子供室
06.06.22
個室1と個室2は内廊下の戸を引き込むと、一室空間になる
個室2

個室1と個室2は内廊下の戸を引き込むと、一室空間になる
06.06.23
玄関を入ると南の光と風が訪問者を歓迎
階段1

玄関を入ると南の光と風が訪問者を歓迎する

庭にシンボルツリーを植える予定
06.06.24
階段を見下ろす
階段2

階段を見下ろす

1,2階の外部にステージができた

スペースがひろがり、内外しつらいの可能性もひろがり、楽しい
06.06.25
キッチンは都道と平行
キッチン窓1  

キッチンは都道と平行に配す

東西の刷き出しサッシが街路樹を捕らえ、四季を通じて、楽しむことができる

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06.06.26
緑と気持ち良い風が朝をむかえてくれる
キッチン窓2

緑と気持ち良い風が朝をむかえてくれる
06.06.27
洗面室引き込み戸
洗面室引き込み戸

イニシャルのKをあしらった、ポリカーボネート引きこみ戸
06.06.28
玄関扉
玄関扉

重厚なオリジナルK字ドア
06.07.01
キッチン
キッチン

オリジナルキッチン
ユニバーサルキッチン
06.07.02
リビング
リビング

南面に造り付け家具
その向こう側にランドリースペース
リビングから洗濯物は見えない
06.07.03
引き込み戸

 引き込み戸
階段室の引き込み戸

引き込み戸によって
住空間が変化して楽しい
06.07.04
吹き抜け
2階吹き抜け 

延81㎡の家とは、思えない大空間

豊かな空間が人生までも豊かにする


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06.07.05
洗面室
洗面室

グレーのマットなタイルが落ち着きを醸し出す
06.07.06
造り付けミラーキャビネット
造り付けミラーキャビネット

三面鏡の扉開けるとジャイアンツカラー
06.07.07
浴室
浴室

オープンで有っても、プライバシーは保たれ、とても、くつろげるスペース

一日の疲れも癒される
06.07.08
土間コンクリート打ち前
カーポート

土間コンクリート打ち前

モノリシック(直仕上げ)仕上げ
06.07.09
外観
外観
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完成しました

 

エピローグ                                                  プロローグ

立地条件が格段に良い場所でした。
前面道路は広く、それでいて交通量は少ない。そして、スープの冷めない実家の隣!!
当初、施主ご夫妻に苦難が続きました。二人の意見がまとまりません。

もう、真剣に家のことを話し合うのもいやになった日々が続き、『二人の意見が暗礁に乗り上げています。』と、私たちの元にSOSのメールが届きました。早速、夜7時から事務所で打ち合わせ。

二人の意見の相違点を列記した一覧表A4サイズで2枚を元に、今とこれからの生活スタイルや設計趣旨、を話していくと、あれよあれよと言う間にあんなに悩んでいた項目のひとつひとつが見る見る間に解決して行き、帰る時には、はればれした表情になっていたのは言うまでもありません。

実は、こんな事、稀ではありません。
住まいに関して今までそんなに奥深く話し合ったことがなかったふたりがいざ家を建てようと話し合うと、大抵は口も利きたくないほどの喧嘩の2~3回はごく普通。

それは早い時期にあればあるほどどんどん良い家に近付きます。
その都度、私たちの事務所で『それぞれの意見』をぶつけてください。

完成希望時期が急遽途中で早まりましたので、大急ぎで進め、見積を出しました。
が、しかしちょうど建設会社の見積ピークと重なり、どこも手一杯。

そんな時、K様はより良い家の為なら、あせらずによい家をつくって欲しい。と、私たちに託してくれました。

その甲斐あってめぐり合えた建設会社と減額のVEなしで契約となりました。

工事が始まり、匠の技を生かす随所に、大工は妥協を許しませんでした。

その結果、工期は伸びましたが、長い人生の中のほんの数ヶ月、慌てて急がせるより、
大工さんや設計監理者の納得のいく家を造って欲しい。と、逸る気持ちを抑え、そう言ってくれました。

そして、引渡日。隣に住むご両親も駆け付け、無事引き渡す事が出来ました。

お父様が終始ニコニコと満面の笑みで喜んでくれました事は、忘れられません。

引越し翌日に頂いたメールには、『暮らしてみると、気が付かなかった機能性に驚き、
“近所でも評判な家”に負けない家庭を作って行きたい。』と記されていました。

きっと今日も賑やかな声が飛び交っている事でしょう。