Kagiyama kenchiku sekkei        鍵山建築設計      Small fantastichouse story  


個 庭 プロローグ・エピローグ


東京都立川市の家-1 プロローグ・プロセス・エピローグから成るストーリーをご覧ください
東京都立川市 一級建築士事務所 鍵山建築設計

 プロローグ                                                 エピローグ


・・・それはある夏の日に届いた一通のmailからはじまった・・・

「はじめてメールさせていただきます。・・・
・・・この度、家を建てることになり
いろいろページを見ていたところ、貴社のページにちょっと興味をもちました・・・
・・・しかし、設計事務所に家をお願いすることが場違いのようなことなのかもしれず、
まず、はじめに、どのようにアプローチしてよいものかすらわかりません・・・
現在34坪程度の土地を交渉中で建物は30から35坪ぐらいで考えております・・・
・・・略」

東京都立川市の家-1の幕開けです・・・

始まり、始まり

プロセス

敷地 敷地

敷地は角地です
真北が45度ふれています
更地で平坦地です

プランの段階でこの場所に何回も足を運びます

風のささやきが聞こえます

楽しい家の予感に満ちています
地盤調査 地盤調査

スウェーデン式サウンディング試験
ロッドの頭部に100Kgまで荷重を加えて貫入量を測る
貫入が止まったらハンドルに回転を加えて
1mねじ込むのに必要な半回転数を測定します

診断結果は谷地に位置して、軟弱地盤です
地盤改良が必要です
改良柱体工法 地盤改良(改良柱体工法)

アースオーガーで所定の深度まで掘削を行った孔内に、土とセメント系固化材を混入し撹拌、締め固めを行い、柱体を造る工法です

直径600㎜柱体を40本、1820㎜の間隔で入れて有ります

地盤改良の実行が万全にさせます
地鎮祭 地鎮祭

建築に取り掛かる前に工事の無事を祈る儀式

前日が雪で、当日は快晴です
良き日の地祭りです

はじめて根を下ろす土地
安全に住まう為の祈願は大事です
遣方 遣方

周囲には木杭に打ち付けた貫板を張り巡らし、壁芯と高さの基準ラインを設定します

建物の基本となる水平と垂直を決める

この段階で施工技術が集約されます
工事の行く末が暗示されます
割栗地業 割栗地業

根切りは基礎のコンクリートを打つための深さまで掘ります
割栗地業は割栗石や砕石を敷き詰め転圧した後、目つぶし砂利でならします
その後捨てコンクリートを打って完了

材料が満たされているか、転圧は充分か、
チェックします
防湿シート敷き 防湿シート敷き   

防湿シートの敷き込み

継ぎ目はテーピングされているか、
重ね巾が充分とれているか、確認します

配筋 配筋

基礎はベタ基礎です
配筋は耐圧盤はダブル、立ち上がりはシングルで

全て異形鉄筋13㎜、タテヨコ250㎜ピッチです

わかりやすいのが良い
自然と鉄筋もきれいに組めます

阪神の大地震の教訓がいかされています
基礎天端均し 基礎天端均し

基礎コンクリート天端をモルタルで水平に均します

この上に土台がのります

外壁部分は特には直接地震時に引き抜きが生じる所

アンカーボルトが多めで安心です
上棟式 上棟式

土台、柱、梁、桁の順に組み立て、
最後に棟木をのせ、へいぐしを飾ります

式と共に職人さんへの心配りが重要です
労いの言葉をかけます
足場掛け 足場掛け

足場を組んで、ネットをかけます


安全を第一に考えます
引き寄せ金物 ひねり金物 金物

引き寄せ金物とひねり金物です

引き寄せ金物は土台と柱、1階柱と2階柱を緊結します

ひねり金物はタルキと桁を緊結します
どちらも大地震の時に力を発揮します
遮音材
遮音材
  
遮音材を用いて、配水管を流れる水の音を消します

配水管が通る玄関や寝室の近くのパイプスペースは計画の段階から配慮しておく
断熱材 断熱材       

壁断熱材は ロックウール

内部結露を防ぐと共に火に強く、湿気を吸収しにくい断熱材を選定
屋根下地 屋根下地
   
構造用合板厚12張り、釘ピッチ150ミリ


鋭角の屋根
かたまり感のある、モノコック

鋭角天井
   
大空間に丸窓、角窓を取付


豊かな空間の広がり
鋭角屋根 鋭角屋根
   
カラーガルバニウム鋼板一文字葺き

深く長い特別な屋根
屋上の外壁下地 屋上の外壁下地
   
構造用合板と筋違いで風圧に耐える。

冬の北風と周りの視線を遮り、屋上の生活に安心感をもたらす
完成 完成しました






 

エピローグ                                                  プロローグ

屋上編

四方を壁で囲まれた屋上です。

まわりの視線は99%カットしました。

「花火大会が見えるといいな」
の希望をかなえることができました。

引越しは花火大会当日でした。
「思ったよりとてもよく見えました」
と即日メールが届きました。

来年の花火大会もよいお天気に恵まれますように・・・
・・・絶好の指定席、永遠に確保いたしました・・・

中庭編

家の中心に位置する安全な中庭です。

引越し前から2人のお子様たちはここがお気に入りとなり、
迷わずここで遊んでいました。

夏休みに入ってすぐ引越しでした。
ビニールプールを用意して”プール付き新居”となりました。
水着なしでもOKです。

家族がどこにいても目が届きます。

先日はホットプレートを持ち出して焼肉パーティーをしました。
さすがアウトドア、いくらでもおなかに入っていきました。

部屋ではない、生きた”部屋”を大いに活用でき、
大満足のクライアント、そして設計者。

『鍵山建築設計』の住宅は実は大きく使える気持ちの良い家だったのだと
しみじみ思っています。

この屋上も中庭も建築面積や延床面積には
算入されていないのですから・・・